映画ランキング 新作レビュー 予告編 連載コラム 映画業界ブログ DVDレンタル セルDVD プレゼント TOPへ

興行成績映画ランキング
11/5(土)〜11/6(日)
1ALWAYS 三丁目の夕日
2私の頭の中の消しゴム
3ブラザーズ・グリム
4春の雪
5ティム・バートンのコープス・ブライド
6チャーリーとチョコレート工場
7まだまだあぶない刑事
8機動戦士ZガンダムII 恋人たち
9TAKESHIS’
10ソウ2
全国映画ランキング日刊興行通信調査
BIGLOBEオリジナルランキングはこちら
会見・インタビュー
『ブラザーズ・グリム』 動画
『ブラザーズ・グリム』 テリー・ギリアム監督インタビュー
『同じ月を見ている』動画 
『同じ月を見ている』 久保田利伸ライブ&キャスト舞台挨拶
『同じ月を見ている』動画 
『同じ月を見ている』 東京国際映画祭記者会見
『同じ月を見ている』動画 
『同じ月を見ている』 制作発表記者会見
『探偵事務所5″〜5ナンバーで呼ばれる探偵達〜』動画
『探偵事務所5″〜5ナンバーで呼ばれる探偵達〜』 林海象監督インタビュー
TSUTAYA DISCAS
Bフレッツ
BIGLOBE ストリーム

サイト内 WEB全体

新作を観る ― キッチン・ストーリー ―

キッチン・ストーリー
キッチン・ストーリー
監督:ベント・ハーメル
出演:ヨアキム・カルメイヤー、トーマス・ノールストローム
[公式サイト]

5月22日より、Bunkamura ル・シネマにてロードショー
掲示板へいく
Story
 1950年代初頭。スウェーデンで『独身男性の台所行動パターン調査』が始まり、調査員のフォルケはノルウェーの田舎町にやってきた。しかし、調査対象の老人イザックは台所を使おうとしない。一方、調査員は調査される男性と交流してはならない規則のため、フォルケは黙ってイザックを観察する。気まずい日々が過ぎたある日、フォルケとイザックはふとしたきっかけで会話を始めた。次第に心を通わせていく2人だが、やがて、規則違反がフォルケの上司に知られてしまう…。
Review
 正直言って、スウェーデンとノルウェーの違いなどそう考えたことはなかった。スウェーデンにはボルボとイケアとパルプ産業があって、ノルウェーは肩身の狭い捕鯨国仲間でサバの輸入先ということくらいしか知らない。けれどこの映画を見ると、北欧の“兄弟国”の微妙な関係と、そこから柔らかな笑いを生み出すユーモアセンスが、ほんのちょっとわかったような気がする。そして何より、オヤジたちの友情と、その結果のスローライフの豊かさに共感しないではいられない。

 時は1950年代。工業化を推し進めるスウェーデンでは、家庭研究所が台所の行動調査を始め、ノルウェーに住む独身男性にまでその範囲を広げていた。“動線”を調べて製品開発に役立てようというのだ。やがて、形ばかりの国境を越え、調査員たちがトレーラーつきの車で列をなしてやってくる。田舎町に愛馬とともに住んでいる老人イザックは、“馬”がもらえると聞いて調査に応じたのに、この馬が木彫りの民芸品だと知って機嫌が悪い。しかも、台所の監視台にすわっている調査員フォルケとは言葉を交わすことが禁じられている。

 漂う沈黙と気まずい空気。見下ろすスウェーデン人と監視されるノルウェー人。この“上下関係”は単に象徴的な構図にすぎないとしても、スウェーデンの同君連合下から独立を果たしたノルウェーの歴史を背景に、資源も富も豊かなスウェーデンと海しかないノルウェーの屈折した兄弟喧嘩のようなやりとりが登場人物の会話からもれてきて実に興味深い。

 やがてイザックとフォルケは、食という根源的な欲求に関わる小道具(塩、コーヒー、塩漬けニシン、ソーセージ、チーズ、バースデーケーキ)を介して友情を育んでいく。頑固な老人と真面目な中年男が心を通わせる過程には、自然とともに生きる素朴な暮らしが垣間見える。効率一辺倒の社会、規律第一の企業に較べ、この暮らしの何と豊かなこと……。やがてフォルケはそれに気づき、自分の意思を貫く勇気を身につけるのだ。

 こう書いてくると、スローライフの流行に乗っかった作品のようだが、この映画の美しさはそれを大声で礼賛するのではなく“自然のままでいいじゃない”とつぶやくような慎み深さ。社会や体制にいきがって反抗するのではなく、ただ自分の生き方をみつけて実践するという上品さ。それが、しみじみと心にしみるゆえんでもある。
執筆:稲垣 都々世
バックナンバー
親切なクムジャさん NEW
ダーク・ウォーター NEW
イン・ハー・シューズ NEW
エリザベスタウン NEW
ブラザーズ・グリム 予告編
TAKESHIS' 予告編
ALWAYS 三丁目の夕日
春の雪
私の頭の中の消しゴム 予告編
まだまだあぶない刑事 予告編
キャプテン・ウルフ
ステルス 予告編
真夜中のピアニスト 予告編
蝉しぐれ
セブンソード
シン・シティ予告編
8月のクリスマス 予告編
四月の雪 予告編
シンデレラマン
頭文字D
SHINOBI
ファンタスティック・フォー[超能力ユニット]
チャーリーとチョコレート工場

連載コラム
映画ノススメNew
関山 孝
Vol.23 次世代アクション界のスーパースターが世界中に知られるきっかけとなった作品『マッハ!』
映画コンシェルジュ
秋本鉄次 / 清水 節
J-waveの人気番組「東京コンシェルジュ」の映画評をweb再録!
ちょい深シネマ
久松 浩
北野教授の講義?/日テレ関係者が推す作品?/妻夫木がフル回転
Cinematic View
松岡亜樹 (Changes UNITED ARROWS)
Vol.14 ミュージカル
中井 圭 (シネスク編集部)
Vol.5 映画界最強のプロデューサーを取材!

 
このレビューについてblogを書こう!
タイトル : 
本 文 : 
 
 
 
Back

(C)KADOKAWA X MEDIA ALL RIGHTS RESERVED.

このページの先頭へ▲
Web画像動画ニュース相談辞書電話帳株価ショッピングBIGLOBE内
おすすめサイト:光接続動画ニュース旅行アニメショッピングブログ